日和ってる奴はだいたい友達 23

日和ってる奴はだいたい友達 23 ー 和歌山県 ー 美月家が所有する土地の山の中腹にある宿舎として使用する建物の前にやってきた、山の麓あたりには裏防衛省の作業場がある場所で美月家桜時家の祖父母が住んでいるエリアでもある、山も海もありトレーニングに…

日和ってる奴はだいたい友達 22

日和ってる奴はだいたい友達 22 裏防衛省に到着したとき合宿の荷物の積込は半分ほど終わっていた、かくりよ組も手伝いをしておりついた早々ヤジを飛ばしてきた 晴明が(ああん?)と意地悪く笑いながらからかう 「おせぇよ、夜更かししてんなよ」 空海は荷物の…

日和ってる奴はだいたい友達 20

日和ってる奴はだいたい友達 20 じゃんけんに負けてみんなの分のサンドイッチとコーヒーを買って後から来た優弦が部屋に入ろうとして躊躇した、天星の怒鳴り声が聞こえたからだ 「0か100しかねえのか?おめえらガキかコノヤロウ、一気に電池切れしやがっ…

日和ってる奴はだいたい友達 21

日和ってる奴はだいたい友達 21 天星は目覚めた時、しばらく天井を見つめた、、(どっちだ…)細く息をはいた、ここのところ毎日のようにやってくる侵略者の対策におわれ、ずっと職場の仮眠室で寝ていたのだ家なのか職場なのか一瞬迷ってしまった、(ダリぃ)ゆっ…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑲

日和ってる奴はだいたい友達 ⑲ 買い物をしたあと、おはぎを買って帰ろうと4条通を皆で歩いていた、つぶあんとこしあんがどうとか、たわいもない会話を楽しんでいる 海空が斜め前を歩く最澄に声をかけた、(ん?)と首をかしげながら半歩待って歩調を合わせて海…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑱

日和ってる奴はだいたい友達 ⑱ 海空、優弦、明澄が生まれた第5世界には神社仏閣はない 夏向と陵介は行ってみたいという皆を連れて買い物の前に瑠璃光院を訪れた、幻想的なところがいいというリクエストに答えたつもりだ (感想は?)と聞こうとしたが夏向も陵…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑰

日和ってる奴はだいたい友達 ⑰ (了解)と美凪は明澄の前に立った 海空と優弦は壁側に並んでいる1人掛けソファで着替えながら様子を見ようと移動した 「えっとそうだな、、利き腕の肩に手をのせていい?」 「うん、よろしくね、僕はどういう状態でいればいいか…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑯

日和ってる奴はだいたい友達 ⑯ オペレーターからの館内放送が入る ー 無動寺、鞍馬寺、石山寺付近に出現、かくりよ組と職員は現地に向かってください ー ちょっと行ってくるとあわただしくかくりよ組と数人が出て行った 「なぁ、大丈夫なのか?」 こうして出…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑮

日和ってる奴はだいたい友達 ⑮ あーだこーだ言い合い賑やかな様子を眺めていた最澄 「こういう時代に生まれてみたかったな…あ、いや生まれてるんだったね、ごめん」 そう言いながら明澄を見た 明澄はクスッと笑う 「具現化できてるなら変わらない気がするん…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑭

日和ってる奴はだいたい友達 ⑭ 夏向と陵介はその様子を微笑んで見ていた 「紹介するね、こっちから明澄くん、海空くん、優弦くん、目の前にいる人は、わかってるね…感想はどう?」 優弦がまたきょとんとしている 「おい、また部活か?ジャージしかないのかよ…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑬

日和ってる奴はだいたい友達 ⑬ 朝ごはんのあと腹ごなしに散歩をしてから5人は裏防衛省に向かった、もともとは美月家が所有する屋敷を改造した裏防衛省の外観は美月家の旧館側に似たレトロな洋館だった入口を入ると建物中央までの広い通路がある、中に入ると…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑫

日和ってる奴はだいたい友達 ⑫ 朝、リビングにいくと夏向と陵介はもうコーヒーを飲んでいた 「「「おはよー」」」 「おはよう、こっちの世界来てから体おかしいとかない?」 「んあー」 まだ寝起きでダルそうに返事をして海空と優弦は野田がいるキッチンカウ…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑪

日和ってる奴はだいたい友達 ⑪ 温かい風呂に入りリビングダイニングにやや魂が抜けたように少年3人は座っていた、野田が温かいベルガモットティーを入れてくれた、カップを口元に近付けるとハチミツと柑橘系の香りが3人を落ち着かせた、飲みながら部屋の中を…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑩

日和ってる奴はだいたい友達 ⑩ ー 中央広場 ー 必要最低限といっても多種類になってしまった石をそれぞれリュックに少しづつ手分けして背負い出発を待った、家族と挨拶を交わし離れたところに移動してもらった、影響がわからないため魔法は切ってもらってい…

日和ってる奴はだいたい友達 ⑨

日和ってる奴はだいたい友達 ⑨ - 夏向と陵介は再び学校に戻る - ドアを開けるなり、丞と少年達が「待ってた」と言ったリープする時に持てる荷物の制限があるか解らなかったからだ、5世界では様々なものを作動させるエネルギーとしても記憶させたりするのにも…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達 ⑧

日和ってる奴はだいたい友達 ⑧ 5人は決まりだなと顔を見合わせる 「父さん、聞いてたか?」 少年達が親指にはめているリングが光り光の雫が空中で縦横20センチくらいのパネルになり2人の男性の顔が映し出された 「うん、了解したよ」 返事をしたのは海空の父…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達 ⑦

日和ってる奴はだいたい友達 ⑦ 夏向は浮かない顔で 「俺はいまかなり自分をしょぼいなって思ってる、美月家は一応能力者の家系って言われてるけど全然だし今まで別に異能なんて必要ないから気にならなかったけど、いざって時にこんなに役にたたないなんてね…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達 ⑥

日和ってる奴はだいたい友達 ⑥ 丞が情報を少年達に共有してくれていたので話は早かった いま0世界で起きていること、空海、晴明、最澄が具現化可能な状態で存在していること死んでいる身では力にも限界があり現在の自分達と相談できないかと言っていること…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達 ⑤

日和ってる奴はだいたい友達 ⑤ 待っている間、5世界の人にとっては嬉しくもない話をするのだからと不安な気持ちだったが、生まれ変わりの3人に会うのは楽しみで仕方なかった裏防衛省の中で彼らの呼び分けを¨うつしよ組¨と¨かくりよ組¨としていたのだが、かく…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達 ④

日和ってる奴はだいたい友達 ④ 0世界の90%の人が魔法のような異能力はない、美月家は能力者の家系で裏防衛省(超常現象など)を代々担当している、0世界に移住した先祖は5世界の人間だ魔法が使用できたため担当になったのだろう その裏防衛省は京都にある、…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達③

日和ってる奴はだいたい友達 ③ 緊張で2人とも無口になり落ち着こうと周りを何となく観察する、、入って左はやや大きめの机がありぼんやりと光る地球儀が浮かんでいる視線を落とすとコーヒーカップと文字が浮かび上がったA4サイズのパネルが何枚も無造作に重…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達②

日和ってる奴はだいたい友達② 2人の先祖が残した資料には、この世界の住人は魔法が使えるとあった。歩きながら目にしているのはそんな世界だった誰もいないのに物が不自然に動いていたり浮いている荷物が運ばれていたり人はスケボーのようなものに乗って宙を…

ボケ防止脳トレ想像力小説風メモ 日和ってる奴はだいたい友達①

日和ってる奴はだいたい友達① 宇宙人にでも会ったことがない限り人が住んでいる空間は今自分がいるこの世界だけだと思ってしまうものだ だが、残された古い資料によるとずっと続いている全てのもととなっている主軸世界(0世界)があり長い時の中で分裂し生ま…